みなさんのお子さんは、指しゃぶりをしていますか?
我が家には4歳の女の子がいるのですが、0歳の赤ちゃんの頃から始まった指しゃぶりがなかなかやめられず苦労していました……。
長期戦を覚悟していたのですが、あることをきっかけになんと1週間でやめることができたのです!
今回は、その指しゃぶりをやめることができた経緯をご紹介します。
お子さんの指しゃぶりで悩んでいらっしゃる方のヒントになれば幸いです。
指しゃぶりをやめさせようと思ったきっかけ
0歳の赤ちゃんの頃から始まった指しゃぶり。
3歳を過ぎて頻度は減ってきてはいたものの、寝入りのタイミングや寝ている間の無意識での指しゃぶりは、なかなかやめられずにいました。
正直「大人になっても指しゃぶりをしている人はいないし、いつか自然にやめるでしょ~」と気楽に考えてしまっていました。
夜間のおむつが外れずにいたので、先にトイトレを完全に終わらせてから指しゃぶりの対策に移行しようかなと、私も夫ものんびりしてしまっていたのもあります。
そんな状況下で、なぜ急にやめさせようと決意したかというと「保育園の歯科検診で歯並びの指摘を受けた」からです。
歯科検診で歯並びの指摘を受けた
4歳になってすぐの頃、保育園で歯科検診がありました。
歯科検診が終わって持ち帰ってきたお知らせ。
「歯並びが気になるため再検査をしてください」
え!?歯並び!?と、私も夫も驚きました。娘はまだすべて乳歯で素人目にはきれいな歯並びにしか見えていなかったのです。
そのとき初めて「もしかして出っ歯になってきているのかな…?」という不安がよぎりました。
歯医者さんで検査をしたら「過蓋咬合」と診断を受けた
後日、近くの歯医者さんに行って検査をしてもらうと、案の定「指しゃぶりが原因で、上の前歯が前に、下の前歯が奥に向かっていてかみ合わせが悪くなっている」とのことでした。
「過蓋咬合(かがいこうごう)」と呼ぶそうです。
指しゃぶりは、本来なら3歳までにやめさせられるのが良い。年齢を重ねて指しゃぶりの力も強くなるし、このままの状態が続くとどんどん悪化してしまう可能性があると。
できるだけ短期でやめさせられる方法をおすすめします、と言われました。
これまで指しゃぶりを直すことを後回しにしてしまっていたこと、かみ合わせが悪くなっていることに気づいてあげられなかったことが娘に申し訳なく、とても後悔しました。
【体験談】4歳娘が指しゃぶりを1週間で卒業できた方法
娘の指しゃぶりが、想像以上に深刻な状態だと理解し、できるだけ早くやめさせようと決めた日。
歯科医の先生からのアドバイスをもとに、以下の方法を試しました。
- 歯並びについて娘と話をした
- 指用の包帯をつけた
歯並びについて話をした
まずは、娘と「指しゃぶりをやめた方がいい理由」をあらためて話すことにしました。
実はそれまでにも何度か話はしており、娘も話の内容は理解している様子。
しかし今回、歯科検診で指摘を受け、また歯科医の先生からも「指しゃぶりが原因で歯並びに影響が出ていること」「指しゃぶりをやめることで歯並びが直せる可能性が高いこと」を説明してくださっていたので、あらためて私からも話をしました。
親である私たちだけでなく、第3者である歯科医の先生からも話してくださったこともあり、幸いにも娘自身も前向きにとらえてくれ、指しゃぶりを卒業する気持ちになってくれていたように思います。
指用の包帯をした
歯科医の先生からのアドバイスでは「ガーゼなどを指に巻くといい」と言われました。
娘は眠くなってくるころと、睡眠中に無意識に指しゃぶりをしており日中はしていませんでした。
そのため、寝る前に指にガーゼを巻いて寝ることで物理的に指しゃぶりができないようにする作戦です。
しかし、ガーゼを指に巻いてテープで止めたものの、寝ている間に暑がってスポッと抜いてしまい、結局寝ながら指しゃぶりをすることに……。
そこで、以下のようなかぶせるだけで使える指用の包帯を購入してみました。
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これが娘にはぴったりだったのです!
娘が寝た後を観察していたところ、睡眠中に何度か指しゃぶりをしようと親指を口に持っていきましたが、包帯があるためしゃぶることができず、寝ながら手を口から離していきました。
その姿を見て「成功した!」と感じました。
そして指用の包帯をつけて寝るのを1週間続けると、包帯をつけなくても指しゃぶりをしなくなったのです。
これでもかというほど褒めた
包帯をつけて指しゃぶりをしないようにした次の朝、とにかく私と夫で褒め倒しました。
寝ている姿を見ていたので「〇〇ちゃん、こんな風に自分で指しゃぶりをやめていたんだよ。」と話すと、少し照れながらも嬉しそうに喜んでいました。
夜寝る前に指用の包帯をつける、次の朝はとびきり褒める、を繰り返して、1週間で娘の指しゃぶりを卒業することができたのです。
指しゃぶりをやめさせるのがうまくいかなかった方法
実は娘が2歳の頃、3歳までに指しゃぶりをやめさせようと、いくつか試した方法があります。
残念ながら娘の場合にはうまくいかなかったのは、以下の方法です。
- 指しゃぶりをやめたくなる絵本
- 手袋をつける
- 爪に苦い成分を塗る
絵本は私の母(娘にとっての祖母)が、歯並びを心配して3歳になる前に贈ってくれたものです。
娘と一緒に読みましたが、絵本の内容に怖がってしまい肝心の指しゃぶりによる影響を理解するに至らず……。
手袋は暑くてポイ。かゆがってしまったので私たちも諦めました。
爪に苦い成分を塗るのも、絵本と同様に娘がとても嫌がりました。
説明せずに塗ればよかったのかもしれませんが、娘のトラウマになりそうだったので結局使いませんでした……。
指しゃぶりをしなくなった娘は嬉しそうな様子
指しゃぶりを卒業できた娘は、だんだんと指だこがなくなり、肌と爪が綺麗になっていく様子を見て、とても嬉しそうにしていました。
その姿を見て、私も夫も心から安心しました。
正直なところ、指しゃぶりをやめさせるのは長期戦だと考えていたのです。
指しゃぶりは娘自信が気持ちを落ち着かせるための方法でもあったので、無理にやめさせることに葛藤もありました。
しかし、指しゃぶりをやめられたことで肌や爪、口臭などにも良い影響があり、また、指しゃぶりをしなくても娘はスムーズに眠れる。
そのことを家族全員で気づけたことが、大きな収穫でした。
指しゃぶりをやめられたことで歯並びが正常になるかは、これから次第でもあります。
定期的に歯医者さんに行きながら、経過を見ていけたらと思います。
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